ヒバリ家のファミリーキャンプ元年は2022年。
前回のブログに書いた通り、それ以前も時々コテージ泊のキャンプはしていました。
なので、2022年は本当の意味での「初めてのファミリーキャンプ」ではないかもしれません。
ただ、この2022年のキャンプはそれまでとは全くの別物で、これを機に「キャンプ沼」にハマっていったため、ヒバリ家のファミキャン元年と制定しています。

先輩キャンパーの皆様には「アホやなぁ~」と笑ってもらえたら嬉しいです。
※ちなみにデビュー戦の失敗は、複数の要素がからみ合っています。長くなりますが順番に挙げていきますので、よかったらお付き合いください。
コテージ泊からテント泊に切り替えたキッカケ
第3子の末娘が2歳ちょっとになった頃でした。
コテージやバンガローには、ほぼ確実に階段やハシゴがありますよね。

末娘はきっとお兄ちゃんお姉ちゃんを追いかけて、その階段やハシゴを登ろうとするでしょう。
まだまだ足元がおぼつかず、「危ないから止めよう」「そろそろお終いにしよう」が通じない2歳児。
上の子2人に任せておくのは不安だし、大人がずっと付き添うのも大変…
というわけで、「コテージよりテントに泊まった方が、みんなのんびり安全に楽しめるのでは??」と思ったわけです。

動機がちょっとオカシイ気はしています…
【失敗1】時季と日程の選択ミス
キャンプ慣れしている人は、「なぜ????」と思うはず…
このファミリーキャンプデビュー戦は、なんと3月中旬でした。
3月にファミリーキャンプデビューをしてしまった経緯
3月にキャンプデビューってかなりトチ狂っていると今なら分かるのですが、当時は本当に狂っていたのでうっかり強行してしまいました。
当初は「5月のゴールデンウィークにテント泊でキャンプに行こう!」と計画していたのです。
その計画をしながらズブズブとキャンプ沼にハマっていく私…
そんな私を見ていた夫が無邪気にこうささやきました。

5月のゴールデンウイーク前に、練習で3月にキャンプしてみたら?

そうだね!やってみよう!!
アホです。
練習??? 3月に???しかも2泊3日。狂いに狂ってます。
※ちなみに夫は私以上に何も分かっていませんでしたし、私ほどキャンプ熱も高まっていない状態です。
3月中旬にテント泊ファミリーキャンプをすることの大変さとは?
この時点で持っていたキャンプ道具は
- ヘキサタープ
- 折りたたみ椅子×2脚
- 大きめの折りたたみテーブル×1
- 春~秋の3シーズン用化繊シュラフ×5
- オイルランタン×1
- LEDランタン×1
たったこれだけ…
テントはレンタルする予定でしたが、マットもない、薄い寝袋しかない、ストーブもない。
テントさえ借りれば、あとは家にあるもので何とかなるのは昔の夏キャンプの話。3月となるとそれなりの防寒対策グッズも必要です。
色々調べるにつれ、新たに買わないといけないもの・買いたいものがドンドン出てきました。
- 3月中旬だと、氷点下になる可能性もあるのか!
- 天気予報の±5℃は対応できるように準備した方がいいのか!
こんな感じです…
さらに5人家族なので、マットにしても寝袋にしても新たに買うとなると×5となり、高額になります。
私は、100円ショップや中古品、Amazon・楽天の激安品を中心に買ったのですが、それでもこの金額…

合計約13万円!!(テントレンタル代は含みません)
この道を通ってきた先輩方には「よく13万円で収まったね!」と褒めてもらえるんじゃないかと思うんですが、キャンプをしない人から見たら「そんなにお金がかかるの?!」とびっくりする金額だと思います。
ファミリ―キャンプはただでさえお金がかかる!それなのにまだ寒い3月なら余計にお金がかかる!
2泊3日してしまった
先ほども触れた通り、2泊3日でキャンプ場を予約してしまいました。
1泊だけだとテントの設営・撤収で精一杯でのんびりできない!という理由でした。
それまでのコテージ泊キャンプでも、1泊だけだとあまりのんびりできない…という理由で連泊をするようになっていましたので、「当然2泊!」という感じで何も不安はありませんでした。
お風呂にも入る気満々で2泊3日分の下着、そして子供服の予備は多めに持って行ったので、衣類だけで結構な大荷物でした。
幸い、道の駅やレストランがすぐ近くなので食糧問題には困りませんでしたが…
【失敗2】子ども(末っ子)の年齢
キャンプをする時点で、末娘は2歳4カ月。
やはり一番難易度が高い年齢だったかなぁと思います。

まだ歩かない赤ちゃんで、ベビーカーにご機嫌に座っていたり、抱っこやおんぶで収まっている頃の方がまだ楽かなと思いました。(夜泣きの確率は上がりそうですですが)
もしくは、「○○だから今はここで待っててね」とある程度は言って聞かせることもできる3~4歳くらいだと、もう少しマシだったと思います。
【失敗3】ザーザー降りの雨なのにキャンプ強行
事前の天気予報で、きっと雨だろうということは分かっていました。
しかしキャンセルせずに行ってしまったのには、理由があります。
キャンプ場のキャンセル料がかかる
1~2週間前からキャンセル料が発生するキャンプ場は珍しくないですよね。
でもキャンプ慣れしていないと、そのキャンセル料を払うことに非常に抵抗がありませんか…?

キャンセル料を払って家にいるくらいなら、少々苦労してもいいからキャンプに行きたい!と思って雨なのに行ってしまいました。
キャンプ場直送でテントレンタルを手配していた
ファミリー向けの2ルームテントを使ってみたかったのですが、それをレンタルできるキャンプ場を確保することができず…
配送対応してくれるテントレンタルサービスを探し出し、そちらを利用しました。
私が利用したショップでは、早々にキャンセル料が発生する仕組みでした。
さらには、テント発送後のキャンセルは不可。そりゃそうだ…

こんなに楽しみにして準備を進めているのに、キャンセル料を払って家にいるくらいなら、雨でもキャンプしてみよう!と思って突き進んでしまいました。
【失敗4】キャンプ場(サイト)の選択ミス

キャンセル待ちもしつつ、比較的いいキャンプ場を選んだつもりでした。
京都の日吉ダムと桂川に隣接するスプリングスひよし キャンプフィールドです。今はDOD CAMP PARK KYOTOでも有名な場所。(※私たちの利用時はオープン前でした。)
道の駅に併設されたキャンプ場なので売店あり!温泉・プールあり!レストランあり!お湯も出る!高規格!!
しかし、季節と天候と選んだサイトの相性が最悪で、結果的に重大な選択ミスとなってしまったのです。
車横付け不可のフリーサイト
キャンプ場に無料のキャリーワゴンが複数台あるとのことだったので、車が横付けできなくてもあまり問題ないと思っていました。予約の段階では。
ところが・・・

そう!チェックイン・設営時はザーザー降りの雨!
荷物が多い5人家族のファミリーキャンプ。駐車場とサイトを往復する荷運びはただでさえ大変なのに、雨が降っているともっと大変になります。
まずはタープとテント設営に必要なものだけを運んで、タープとテントを立ててから他の荷物を運ぼう!となるわけですが…
- 初心者1人ではタープ・テントは立てられない!
- じゃあ子ども達だけ車で待たせる?
- 2歳の末娘がママ!ママ!って泣きだしたら?
とりあえず大急ぎでタープを立てた後は、子ども達をタープ下で待機させたのですが…

やはり2歳児!チョロチョロして、あっという間に靴下とお尻を濡らしてワーワー騒ぎ出す…
もちろん末娘は椅子に座らせておやつを食べさせたり、スマホで動画を見せたり工夫はしていましたが…
- ポロッと長靴が脱げる
- 靴下のまま濡れた地面へ着地
- 「ワー!( ;o; )ぬれたー!」
- ドチーン!(尻もち)
- 「ギャーー!!(˃̣̣̥⌓˂̣̣̥)ぬれたー!!」
こんな感じです…
着替えさせようと思っても、お着替えセットはまだ車の中(サイトから離れた駐車場&雨)…

た、たいへん…
設営しながら、「車が横付けできたらどんなに楽だろう…」と何度も思いました。
ちなみにこの時、息子が末娘の隣に座って付き添ってくれていたのですが、夫(父親)は「もっとちゃんと妹を見とけ!」と息子を叱ります。私はそんな息子が気の毒になり、息子にねぎらいの言葉をかけたのですが、その後に息子はたまらず涙を流していましたね…

ついでに、その後に車からテント内に運び入れた着替えも、少し雨で濡れてしまいました。
電源なしのサイト
トチ狂った3月中旬のファミリーキャンプデビュー…
- 石油ストーブは持っていない&買うつもりもない
- 春~秋用の薄手の化繊シュラフしか持っていない
- 家の毛布は邪魔で廃棄処分している
この条件で、候補の1つに上がってくるのは電気毛布かと思うのですが、電源ありサイトの予約はとれませんでした。
湯たんぽも候補に挙がってきますが、
- 家族5人分の湯たんぽとカバーを購入するコスト
- 現地で5人分のお湯を沸かす手間
- 2歳児を含む子ども達3人に湯たんぽを使わせた時の安全面
これを考えると、やはり電気毛布の方が使いやすいかなぁと思いました。
というわけで、沼に足をとられている私は、ここで電気毛布とポータブル電源(Jackeryポータブル電源400)を購入するのです。(電気敷毛布はすでに1枚持っていたので2枚だけ買い足しました。)
キャンプデビューでいきなりポタ電を購入してしまうのも、キャンプ沼の恐ろしさでしょうか。それともシンプルに私が狂っていたからでしょうか…

Jackery400じゃ電気毛布3枚を2泊使うには足りないことは分かっていましたが、容量が大きいポタ電は買えなかったので、キャンプ場で寒さに怯えながらかなりケチケチと使いました。
電源サイトであれば、電気毛布やセラミックファンヒーターを用意して、安心してキャンプができたのになぁと思います。
【失敗5】テントの選択ミス
テントはColemanのタフスクリーン2ルームハウス/MDXをレンタルしました。
ファミリ―キャンプの定番テントであり、雨だとしても悪くない選択だと思います。
ところが・・・
やはり使い込まれたレンタル品であったため、テント表面(フライシート)の撥水性能はほぼ無くなっており、さらに私たちの設営も下手だったせいもあってか雨漏りしてきてしまったのです。
雨でなければ何も問題はなかったし、しっかり設営(ピン張り)できれば、たとえ撥水性能が落ちていても雨漏りは防げたのかもしれません。
ちなみに、雨漏りした場所はインナーテントの入口の真上付近。

インナーテントの中に敷いたマットが濡れていることに気づき、それが雨漏りが原因であることに気付いた時は、ほんと青ざめました…
インナーテントの出入口ファスナーを完全に閉じれば、いったんはそれ以上マットを濡らすことは防げました。
この時、「このファスナー(インナーテントの出入口)は閉じておいてね!」と指示して、末娘と長女はインナーテントの中へ。

長女には家族分のマットや電気毛布、寝袋のセットを頼んだのですが、ハイテンションで動き回ってグチャグチャにする末娘…
疲れ果てた長女は「妹ちゃん言うこときいてくれないし!なんでこのテント雨漏りするの?!もう絶対にテントに泊まらない!!」と言って泣いていましたね‥‥
このままテント内で過ごすと、末娘の洋服は次から次と泥まみれになるし、皆イライラしていいことがない!…と思い、食事を作ることを早々に諦め、近くのレストランと温泉に逃げ込みました。

夜までジャンジャン降り続ける雨…。他の場所からも雨漏りしてくるのでは??…とかなり不安な夜を過ごすことになりました。
【失敗6】雨キャンプの装備が不十分
長靴がない
雨予報だったので、傘だけではなくカッパ(大人は信頼のモンベルのレインウェア上下)もしっかり持参しました。
そして長靴も。…と言いたいところなんですが、夫の長靴がなく、いつものスニーカー(しかもVANSのスリッポン)だったのです。
芝が雨水でヒタヒタになっているような地面のコンディションだったので、夫は靴下までびっしょり濡れたようです。
あまりにしんどかったようで、キャンプ2日目、夫は長靴を買いにホームセンターまで車を走らせていました。

長靴に履き替え「靴下が濡れないって快適や!!長靴無敵!」と言っていた夫の晴れやかな顔が忘れられません

物置き用の台がない
いわゆるフィールドラック的なものがなく、クーラーボックスやコンテナボックスを濡れた地面に直置きするしかありませんでした。
特にコンテナボックスがあの無印良品の頑丈収納ボックス(RISUのトランクカーゴと形が同じ)だったので、蓋を置く場所にも困りました。
2ルームテントのリビングスペースの地面はすでに雨でグチョグチョ。

大きなテーブルを広げて椅子を置いて、傘やカッパ・濡れた靴下などを干したら、狭くて身動きがとれず何をするにも苦労しましたね…

初めての5人家族テント泊の反省とふりかえり
こうして振り返ると、雨設営でてんてこ舞いだった時の写真がほぼゼロなのが残念…(当然か!)
やはり初めてのファミリーキャンプ(テント泊)は、5月か6月頃の暑くもなく寒くもない時季で、雨ではない日に1泊がベストだなぁとつくづく実感しました。

でも!!結局この時のキャンプはとっっても楽しかったんですよね!
帰りの車の中では、子ども達と皆で「楽しかったね~!またキャンプしたいね!」って話したのを覚えています。
むしろこの雨キャンプを通して、もっとキャンプ沼にハマっていったかもしれません。
そんなこんなで2025年もヒバリ家のファミリーキャンプは続いています!
途切れながらも続くのです。続くのです~♪(長女は絶賛離脱中)
それは今も続いてる 泥にまみれても
美しすぎるギアの テントを汚してる
Yeah~♪
おまけ:突然ですがここでクイズです!

ここで問題です!タープ設営の経験が2~3回程度の初心者2人が、以下の条件でタープを立てた場合、どうなるでしょうか?!
・・・・
・・・
・・
・

正解は「倒壊する!」でした~
正解したアナタにはテント付属のペグを贈呈します!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
色んな家族の「初めてのキャンプ」話、きっと面白いんだろうなぁ
( ^ω^)・・・
コメント
ヒバリさんお疲れ様ですwてんつーでございます。
確か我が家は2019年の8月が初キャンプでした。テントはレンタルのアメドでしたね。
夏の暑さが厳しいのと、川が敷地内にあったため朝と夕方にタープにたくさんのブヨが止まっていたことが思い出されますw当然足はブヨに刺されまくりでしたw
今となってはいろいろ苦笑いの対象ですが、反面ワクワクは今よりも数段上だった気がしますw
てんつーさん!
当ブログの記念すべき初コメをいただきありがとうございます!!嬉しいです(^^♪
てんつーさんは真夏の8月にキャンプデビューしたんですね。昔は8月キャンプって普通でしたけど、今はしっかり場所選ばないと過酷ですもんね(^_^;)
しかもブヨ…!ボッコボコに腫れ上がったんじゃないですか?!熱持って痛痒くって大変ですよね(;´Д`)
確かに、初めてのキャンプで味わったあのワクワクや達成感は別格ですよね!皆あれを求めて新しいことにチャレンジし続ける(≒新しいギアを買い続ける)んでしょうか( ^ω^)・・・
最初は色々と揉め事が起こりがちですが
コレはかなりの試練!
最後の「楽しかったね!」で
全て報われましたね(’-’*)
この言葉がなければコテージ泊に戻って
今のキャンプライフは別のカタチになっていたかも?
あめキャンさん!こちらへのコメント、ありがとうございます!!
そうですね~(*´▽`*)
子ども達の「楽しかったね!」の言葉と、ここには書きませんでしたが「次(本番のGW)はもっと大きくて広いテントに泊まりたい!」という言葉が、今のキャンプライフにつながっていますね。
自分が歩んできた道のりを振り返ってみると、改めて自覚するものがあって面白いです(^_^;)
いつの間にブログされてたんですか、びっくりしました!
全部読みましたが、キャンプデビューが3月で、二泊三日はなかなか(笑)笑ってしまいました。
私のデビュー戦はキャンプの師匠から手ほどきを受けてから、8月に挑みましたね。
失敗だなと思った点はセダンでキャンプに行ったことですね、荷物がギリ積める感じでした。
ヒバリさんの失敗談は一見次のキャンプがなさそうなエピソードですが、なんか「非日常の楽しさ」があったのかなーと思いました。キャンプしかり、旅行しかり、いつもと違う寝食ってやっぱり人間ワクワクしますよね。自然の中でご飯食べるだけでも、「どうしてこんなにも美味しいのか!」と思います。
失敗を重ねて、今は格段に快適なキャンプをされていると思いますが、こうやって最初を振り返るのもいいですね。
KOさん!こちらにコメントありがとうございます!(^^)
そうなんです、ずっとキャンプのブログ書きたいなぁと思っていたんですが、なかなかできずに今ようやく‥です。
テント泊デビューとしては見事なまでの失敗フルコンボでしたね(^_^;)今振り返って、自分でも「よくやったな…」と思います。
子ども達が「楽しかった!」「今度はもっと大きいテントに泊まりたい!」と言ってくれたことも次のキャンプにつながったのですが、雨キャンプを攻略したい!アレがあれば!次はもっとこうすれば!って感じでリベンジ魂にスイッチが入ったこともあります(笑)
KOさんは、キャンプの師匠がいらっしゃるんですね!理想的なキャンプデビュー!!
ブログに書きながら振り返るのはもちろん、皆さんからのメッセージをいただいて「そう言えば…」と思い出すこともあり、ほんといい機会になりました。
今後のんびり更新するので、また時々来ていただけたら嬉しいです!(^^♪